誰もが失敗しない独立開業の手引き⑤

愛川町角田にある美容室&理容室ヘアーストーリーピュア・相模原市緑区橋本にある美髪美容室ヘアーストーリーピュア橋本店・小さなサロン向け経営サポート&コーチング志幸塾

⑤資金繰り 財務 事業計画

資金調達方法は大きく3つにわかれます。   (以下引用)

「資産」を何らかの形で資金に変える = デッド・ファイナンス

  1. 使っていない資産を売る
  1. 無駄な在庫を売る
  1. 売掛債権を売る(ファクタリング)
  1. セール&リースバック
  1. 不動産リースバック
  1. 営業権を売る
  1. 債権回収
  1. 保険積立金を取り崩す
  1. サロンの敷金(保証金)を回収す
  1. 経営者への貸付・仮払金を回収する
  1. 火災保険・地震保険の保険金請求で資金調達する

「負債」によって資金調達をする = デッド・ファイナンス

  1. 国や地方公共団体から借りる公的融資
  1. 銀行融資
  1. ビジネスローン
  1. 手形割引
  1. 取引先から借りる「前払い」
  1. 従業員から借りる「社内預金制度」
  1. 流動資産担保融資「ABL」
  1. 売掛債権担保融資
  1. 不動産担保ローン
  1. 法人カードでのキャッシング
  1. 借り換え
  1. リスケジュール「リスケ」
  1. コミュニティクレジット
  1. 社債「少人数私募債」

「資本」によって資金調達をする = エクイティ・ファイナンス

  1. 第三者割当増資
  1. ベンチャーキャピタル(VC)
  1. エンジェル
  1. 新株予約権(ストックオプション)
  1. 従業員持ち株会
  1. 中小企業ファンド
  1. クラウドファンディング
  1. 事業譲渡・M&A
  1. IPO(株式公開・上場)

経理とは?

「経理」とは、会計(利害関係者への報告)のために必要となる各種情報を作成する部署のことを言います。

最終的な成果物として、財務会計であれば損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書などの財務諸表が対象となり、管理会計であれば取締役会用の資料などが対象となります。

経理の仕事内容

経理の主な仕事内容としては以下のようなものがあります。

・お金の流れの管理

・伝票の作成

・帳簿への記帳

・売り手に対する支払い

・税金関係の申告や支払い

・決算書の作成

財務とは?

「財務」とは、経理が作成した各情報をもとに、今後の資金調達計画を立て、実際に資金を調達・運用(投資やM&Aなど)する部署のことを言います。

経理が過去の情報をまとめるのに対して、財務はそれらをもとにこれからの資金調達の意思決定を行う部署と言い換えることもできます。

金融機関との交渉が発生するため専門性が求められる点も特徴としてあげられます。

財務の仕事内容

財務の主な仕事内容としては以下のものがあげられます。

資金管理

会社は赤字になっても倒産しませんが、資金がショートすると倒産します。

そのため、将来の資金繰り予測、売掛金の回収一覧や買掛金の支払一覧、現状の借入金の返済スケジュールや新規の借入スケジュールなどを日ごろから用意しておいて、資金ショートを起こさないように管理します。

この資料の質で新規の借入ができるかどうかが左右されるため、財務部の腕の見せ所です。

・資金調達

単純に日々の資金がショートしそうになった場合に必要となる資金調達もありますが、新規事業に投資する場合やM&Aを行う場合などにも当然に資金調達の必要性は生じてきます。

その際に金融機関からの借り入れや資本市場からの社債・株式での資金調達などを機動的に行う必要があります。

日々会社の状況を把握して必要な情報は資料にまとめておき、いざという時にすぐに利用できるようにしておく必要があります。

また、日ごろの金融機関との付き合い方にも左右されることがあるため注意が必要です。

資金運用戦略の立案

会社の資金の流れを健全化させるために、回収状況や条件の悪い取引先との取引中止や、より良い投資案件の模索、M&Aの財務面での妥当性の判断など、資金の運用面に関しても財務が戦略を立案する必要があります。

事業計画を明確に!

前述のとおり、店舗物件にかかる家賃は月々の売上からまかなわれ、月商の10%が理想的な家賃と言われています。

ということは、家賃の予算を決定するときには、あらかじめ売上予測を立てておく必要があり、根拠のある売上予測を立てるためには、開業したい地域の事前調査を基にした事業計画が必要になります。

そして、適切な事業計画を練るために行う事前調査では、そのエリアの「時間別の人通り量」や「客層」、「近隣競合店」「周辺環境」「交通の便」などをチェックしておく必要があります。

これらの情報をもとに、実際に開業したら「どのくらいの集客数が見込めて、どのくらいの単価が見込めるのか?」予測を立て、「月々の売上はいくらを見込めるか?」を決定していきます。

事業計画は貸主と交渉するときの説得材料や判断材料になりますから、必ず明確で見通しのある事業計画を作成しておきましょう。

売上、支出、税金、集客予算、求人雇用、イベント、休業日など年間計画を立てて置くことを勧めます。

AKBシートの活用

美容師って言うのは、簿記とか貸借対照表とか言われても分からないのが普通です。

では、1から勉強すると言ってもなにから?ってかんじですよね。

そこで作ったのがAKBシートです。

予め計算しておく固定数字と流動数字を入れ込むだけで、一目で健全経営かどこに問題があるのか、すぐわかります。

細かい事を言えば、これは、入門編です。

実際には、具体的に理解しないとならない法律や税金などが絡みます。

開業時に理解してれば最高ですが、餅屋は餅屋って考え方も企業化を考えたら必要ですね。

今日は、ここまで。

講座⑴、誰もが失敗しない独立開業の手引き  資料より

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

WordPress.com でサイトを作成

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。